リボン

17世紀にはオランダでリボンの多くあしらった意匠が登場し、18世紀には服のほか帽子や靴の装飾にも用いるロココ・コーデがはやるした。 一般に平たく細長い形状をしている。 オランダ製の多条機は欧州各所に伝わったが、小規模生産者やギルドの激しい抵抗があり、リボン生産によって利益を得ていた都市貴族や支配者階級によってきつい規制や禁止が繰り返された。 髪や衣服の装飾、または贈答品や表彰をするときに使われる。 しかし、イギリスのマンチェスターはギルドや支配者層の影響を受けない自由都市だったため、多条機によるリボン織物の生産で栄え工業都市として発展した。 装飾に用いられるリボンの起源は古代ギリシアといわれており、女性は髪を束ねるために用い、男性は鉢巻のように用いていた。 一方、日本では古来から贈り物の水引など紐や細い布はスペシャルな意味を持っていた。 リボン(ribbon)とは、ひも状の織物。 このような背景もあり西洋の文化と融合しながらリボンの文化が広く染み渡るする事になった。 中世ヨーロッパでは男性はかつらの留め帯として使用し、女性は衣服の襟元などの装飾に用いるようになった。 リボン織機は16世紀後半にダンツィヒグダニスク)のある織布工の男が「からくり機」として発明したが、ギルドの同業者の職を脅かすとして市当局によって捕えられこの機械を禁止した。 オランダにはリントモーレン(Lintmolen)という小幅の織物用の手織機があり、このリントはリボンの解釈といわれている。

 

チュールリボン